~今月の一枚~
2026.7.2更新
今月の道標となる一枚は、
「ソードのペイジ(剣の従者)」です。
このカードがわたしたちに告げているメッセージは、「修練を積む」という生き方です。
「修練」とは、仕事や学問、技芸、心身などを鍛え、最高の輝き(クオリティー)へと磨き上げることを指します。
ひとつの物事が上達するには、「同じ動作を何度も反復する」という作業が必要不可欠です。
たとえば楽器の演奏なら、同じフレーズを何度も何度も繰り返す。料理の道なら、同じ一皿を何度も何度も作り直す。
その日の気分や条件で、繰り返す動作の内容を変えてはなりません。反復するのは、「まったく同じ動作」であること。
たとえ一度や二度成功したとしても、手を止めてはいけません。 その後、同じ動作を何十回、何百回、何千回と繰り返しても成功するように、徹底的に身体に覚えさせること。
それが、「修練を積む」という生き方です 。
よく似た言葉に、「練習」があります。
同じ動作を、何度も何度も反復する。「練習」も「修練」も、やること自体は同じです。
しかしこの二つには、決定的な違いがあります。
「練習」は、控えている本番に備え、最高の結果を出せるように準備することが目標です。
しかし「修練」における目標は、本番一回の成功に留まりません。「修練」の目標は、その後何十回、何百回、たとえどのような悪条件下であっても、常に安定したクオリティーを打ち出せる再現性を獲得することにあります。
「練習」の目的が「作品作り」だとすれば、
「修練」の目的は、
「自分自身を作品に仕上げていくこと」。
ひとつの分野で「修練を積む」ことは、わたしたちの魂を磨き上げることに他なりません。
7月はそうした挑戦を通じて、
わたしたちの魂を、新たな次元へと導く機会としていただきたいのです。
2026年7月2日 北沢由宇
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